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【心臓の居場所TOUR】6/15(木)渋谷O-CREST−LBA LIVE PRESS−
  • 6/15(木)渋谷O-CREST
  • ライブレポーター:カネコ さん
2017年6月15日。
今日のこの日をどれだけ心待ちにしたことだろう。
「次のツアーで待ってます」
大好きな人のその言葉でどれだけ心踊らされただろう。
初日という高揚感と不安、緊張と孤独感、色々な感情が入り混じって会場に向かう足取りなんだか少し、重い。
私の心臓の居場所は、一体どこにあるのだろうか。

会場に入ってみれば、すぐ目の前にあるステージ。
率直に、近い。手を伸ばせば届きそうなくらいだった。
どんどん増えていく人の中で私は、刻々と迫る時間に胸が締め付けられた。

開演。聴こえるのは、声援と拍手と自分の心臓の音。
ライトに照らされて、逆光の中には4人の姿。
歓喜のあまり、泣きそうになったのも束の間、一瞬にして光で溢れた。
『ハロー グッバイ ハロー 未来』
初っ端からいい意味で予想を裏切られた。
まるで心臓の居場所を探しに行こう!と手を引っ張られたみたいだった。
もう緊張も孤独も不安なんてものはない、光の中へ。
会場は笑顔と希望でいっぱいだ。

始まってからは全てが自由。
歌うのも、聴き入るのも、身体を揺るのも、
笑ったって、泣いたっていい。
何にも縛られなくていいのがLEGOのライブの魅力の1つだと私は思う。

真っ直ぐに素直に伝わってくる、カナタさんの声
一瞬にして世界観に引き込まれる、ヒロキさんのギター
聴けよ?と言わんばかりにグイグイ来る、シンタロウさんのベース
力強く、母のような包容感満載の大ちゃんのドラム

そんな魅力がいっぱいな4人だが、その反面、MCでは笑いに包まれる。
青い鳥が空に飛び立とうとした時、ある異変気付く。
カナタさんがチューニング(?)を間違えていた。
強行突破しようとした彼を笑いながら止めに行くヒロキさん。
このギャップが何ともたまらない。
こんな姿が見れるのもLBA限定だからだよね。
この日は全員が身内みたいな、お互いが心許しあっているようなそんな特別な感覚。初日ではなく、0日目らしい。
『歌えよ 歌えよ これは僕らの歌だ』

とあるMCでヒロキさんがこう言った。
「LEGOの音楽じゃなきゃダメな人たちへ」
そんな言い方、ずるいよ。って聞こえた心の声。
「どう?心臓ドキドキした?」
そう言い、最後に幸せそうに微笑む女神のような表情が
今でも目に焼き付いて離れない。

この日のライブを完結に言うなれば
楽しさも切なさも愛おしさも美しさも全てがこの空間に詰まっていて、今のLEGOは間違いなく過去最強。満足度120%
まだ心臓の居場所を見つけていない人は期待していいよ。

『僕らはいつか死ぬから会おうよ』
6/15に生まれ落ちた私は
生きる途中でLEGO BIG MORLと会えた。
この先、彼らから離れることなんてない。
LEGOじゃなきゃダメなんだ。

〝LEGOが居る場所が私の居場所〟

〝心臓の居場所〟を見つけ出すことができたから
新たな場所へ向かう4人を〝いってらっしゃい〟
そう手を振って送り出すことができた。
帰ってきた時には、また会いに行こう。