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【心臓の居場所TOUR】6/18(日)福岡 DRUM SON−LBA LIVE PRESS−
  • 6/18(日)福岡 DRUM SON
  • ライブレポーター:ナガノ さん
 「lego big morl」を知ったのは2010年『Mother ship』が出た後でした。以前から雑誌でインタビューは読んで存在は知っていましたが、曲を聴いたのはそれが初めてでカッコよさにやられた事が今でも鮮明で気付けば7年間最高な曲を聴かせてくれるレゴが大好きです!

 今回のツアーは個人的最高傑作の前作を今作がゆうに超えたので個人的に特別でした。今回も女性ファンの方が多く、いつも男が少ないのは肩身が狭く同時に「男しっかり!」て思ってます。

 さて心待ちにした幕開けは...興奮して憶えてません失格!『未来』だったかな、「アルバム最後曲が一曲目か歌詞的にもニクいわ!」て飛んでた記憶。でも女性ばかりのライブって男からすると飛んだりしてぶつかっちゃいけないって気兼ねしちゃうんですよ。そんな事考えて聴いてるとライブ中ヒロキさんこんな事言ってました。

 「一緒に歌う人もいれば棒立ちの人もいる。でもそれぞれ感動してたら正しい事で自由に楽しんでる姿を観ると感動が伝わってくる」

 この言葉で僕は幸せな感情が溢れ出てきて気持ち悪い表情で笑ってました。そしてキンタさんと一緒に歌う事の気持ち良さ、まるで古くからの友人とはしゃいでいる様な感覚に!そんな心を全開にした状態で聴く『君の涙を誰が笑えるだろうか』など...これ程音楽で幸せに包まれたのは初めての経験でした。続く『Wait?』と会場はヒートアップする中ヒロキさんも客席にギターを差し出し煽れば皆ここぞとギターを触る!僕も触るが6弦を「ベーン!」としてヒロキさんに睨まれる。(笑)いや事故だけどちょっと調子乗ったかな。ヒロキさん怖いのよね...。

 ライブは中盤始まったのは『RAINBOW』。手拍子で口ずさむAメロで燻ぶる皆の感情を爆発させるリバーブが効いたスネア!サビで一気に全員が飛び上がりまさにここは天国といったトリップ空間!そんなイッた僕に気が付いたのか、なんとヒロキさんがサビで僕を指差し自分のマイクを僕に渡してきたじゃないですか!

 幸せで殺す気かありがとう!すでに最高を超えていたこの感情は言い表せずまさか『RAINBOW』でカナタさんとハモるなんて一生自慢出来ます。サンキューヒロキさん。もう怖いとか言いません。

 リズム隊のセッション後『真実の泉』。この歌詞に僕はどんな状況であれ今を生きることへの肯定を感じました。『space dive』でにやけ顔で歌詞を思い出すカナタさんの表情がふとライブの終わりを感じさせ最後は『美しい遺書』。聴くと亡くなった父やこれからの人生を考えたり自然と涙が。でも悲しい涙でなく「大切な人の為何してあげれるだろう」とか「最後その人は、自分は何て言って旅立つんだろう」とか「今を生きて幸せを分かち合わなきゃ」という希望の涙に感じました。最後やっぱ大切な人と笑って死にたいよね!

 本編は終わりこれだけ素晴らしいとアンコールするでしょ。誰かが「アンコール」と先導する声を挙げた瞬間ヒロキさんが登場し「間が悪いよ!」感で会場は大爆笑。一笑い後『Rise and Set』。それぞれの楽しみ方で曲に浸っている姿を観て最後ヒロキさんは「こんな変な曲をそれぞれの楽しみ方で聴いてる姿は感動が伝わってくるで」と優しく笑っていました。