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【心臓の居場所TOUR】7/2(日)愛知SPADE BOX−LBA LIVE PRESS−
  • 7/2(日)愛知SPADE BOX
  • ライブレポーター:ナカムラ さん
7月2日、暑さと雨の中開演された心臓の居場所TOUR in 名古屋。
LEGO BIG MORLの良さを最大限に魅せるセットリストが本当に素晴らしかった !
爽やかさと疾走感溢れる、未来で始まったライブ。繰り返される"君がいないと始まんない"のフレーズは、メンバー同士、またメンバーとファンを繋ぐまさに始まりに相応しい1曲。続いて畳み掛けるような鋭いギターリフから始まる、君の涙を誰が笑えるだろうか。歌詞とメロディーが突き刺さる。LEGO復活の曲、Wait?から、始まりと希望、終わらない旅を歌ったblue birds story。そして、心臓の居場所の根幹と言えるend-end。心地良く刻まれるバスドラム。優しく、切なく、美しい。そこから別れ、孤独、闇を歌ったfin.とmeltへ。日常や自分の中に埋もれた夢や希望を歌う真実の泉は、出だしのベースとアウトロのドラムが痺れた。今やLEGOの代表曲の1つとなったRAINBOWでは合唱によって空間が一体となる。続く歪んだ愛や葛藤、正常と異常を歌った、愛故に、絶望は希望よりも美しい、問う今日の3曲では、演奏の格好良さが突き抜け、客席も一段と盛り上がりを見せた。ライブがラストに近づく中、温かく光に溢れた1曲、space diveへ。そして続く最終回は透明、あなたがいればいいのにでは、カナタさんの優しくも力強い歌声が響き渡る。ラストは、悲しい歌詞と相反する明るい曲調の美しい遺書。美しい詞とメロディー、歌声が優しく降り注いだ。
アンコールは、希望溢れるRise and setとアルバムと最もリンクする居場所。居場所の前のMCで、ヒロキさんはLEGOの音楽が鳴る場所がみんなの居場所、心臓の居場所であればいいと話した。日常生活、自分の立ち位置、心の在り方が分からなくなることもある。でも、LEGOの音楽に触れれば心臓は高鳴り、大きく息を吸うことができる。私にとってLEGOは心臓の居場所だと確かめられた。
心臓の居場所に関して、本当にいいアルバムができた、皆さんにとって人生の1枚になって欲しいとヒロキさんは語った。今回のアルバムは、1曲1曲が違った色、光を持っているが、根底にある誰もが経験する生と死、別れと痛み、そして希望といった点では共通しており、ライブで再認識したが、こんなにも愛に溢れた美しい作品は他にないと思った。『僕らはいつか死ぬから会おうよ』…また、必ず会いに行きます。

【MC集】
・昨年のツアー名古屋、ねごととの対バン。可愛い子を連れてきたからファンが嫉妬していたとヒロキさん。(してない、逆にファンになりました)
・メンバーの汗事情。大ちゃんは序盤で洋服のポケット以外すべて変色。butリーダーは全く汗をかいておらず。
・リーダー監修のツアーグッズに関して。タオルのみ可愛らしい色合いなのは、女子ウケを狙ったそう。おっさんに何が分かんねんと毒づくヒロキさん。
・同じ日に愛知でライブをしていた[Alexandros]に対して、あいつらそんなにええかとヒロキさん。(嘘だそうです笑)
・名古屋のお客さんは男の人が多い。札幌はメンバー合わせて10人だったそう。