渋谷WWWX公演は私の3回目の心臓の居場所ツアーであり、今回のツアーでは初の整理番号が1桁代でとても楽しみにしていました。しかも、私事ですが、ライブ当日に無事に進路が決定し、清々しい気持ちで会場に向かうことができました。 開演時間となり、サーモンピンクのひらひらとしたシャツをまとったシンタロウさんが登場した瞬間、パリコレでも始まるのか？？と一瞬よぎったのは、ライブ開始による高揚感のせいであると思いたいです。 進路が決定した状態で聴いた1曲目の“未来”は格別でした！これからも人生はどんどんと新しいステージに進んでいきますが、そこにずっとレゴの音楽が寄り添っていてくれたらなんだってできちゃいそうです。 3曲目の“Wait?”では、カナタさんの「もっとこっち来いよ！」発言により、私のお腹は最前列のバーに食い込むこととなりました。レゴのお客さんはかわいくておしゃれな人が多いですが、彼女たちがかわいさもおしゃれさも放り投げてワアッ！！！！と盛り上がっていると思うと、レゴの持つパワーを感じさせられました。 8曲目の“真実の泉”前のリズム隊セッションをこの日1番楽しみにしていました。ライブ中のシンタロウさんはクールな表情なことが多いですが、セッション中は感情がにじみ出て表情がころころと変化していて、とても楽しそうだなと感じました。でも、どんなにかっこよくステージ上を練り歩いたりお客さんを煽ったりしていても、ベースのケーブルを自分で丁寧に捌いていて、そんな几帳面なリーダーが大好きだなと思いました。 11曲目の“Hybrid”では、そんなシンタロウさんがベースのケーブルをかなり雑に払い退ける姿を目撃しました！クールで几帳面なリーダーがこんなに熱くなるぐらい私たち観客がライブを盛り上げているのだと思うと高揚しました。 そして本編ラスト16曲目は“美しい遺書”。この曲が本当に好きで、初めてアルバムで聴いた時から好きで、初めてライブで聴いた時にもっと好きになりました。ライブ中に“美しい遺書”について考えたことや感じたことは山ほどありました。でも、 “美しい遺書”はたくさんの人が実際に自分の耳で聴いて感じるべき曲だと、私は考えています。だから、1番好きなこの曲についてはレポートしないことにしました！LEGO BIG MORLの皆様にはたくさんの人が“美しい遺書”と出会えるように、ツアーは終わってしまいましたが、様々な場所で演奏して欲しいと思います。決して私がライブで聴きたいからセトリに入れろと言っているわけじゃないですよ！！ええ！！ 最後にアンコールについて少しだけ。いつもアンコールの拍手にこんなに感謝してくれるのはレゴだけだと思います。その度に、大切に思ってくれているのだと感じます。2曲目の“1秒のあいだ”は初の映画主題歌ということで、会場中が今後のレゴの益々の活躍への期待感で湧き上がっているようでした。最後の3曲目の“居場所”ではきっと会場中の全ての人が自分の心臓の居場所を見つけることができたことと思います。 レゴのライブはかっこよくて優しくて熱くて温かくて心臓の鼓動を激しくさせたり落ち着かせたくれたり、私にとってとても幸せな居場所でした。